テープ起こし(文字起こし)というのは、速く正確にタイピングさえできれば、特に難しい仕事ではないと思われている方もいるのではないでしょうか。
確かに速くて正確なタイピングはテープ起こしをする上で大切なスキルになりますが、タイピングの技術以外にも必要とされるスキルがあります。
それは、正確に音声を聞き取る能力です。
実際に聞いて見ると分かりますが、話をされている方(話者)が何を話しているのかを正確に聞き取るのは簡単なようで実は意外と難しいのです。
例えば、アナウンサーがニュースを読み上げるときのように、一語一句正確な発音で話をされていれば特に難しいことはありません。
しかし、テープ起こしを依頼される案件の多くは一般の方が話しているもので、標準語とは限りません。方言で話していたり、早口の方もいれば、声が小さい方もいます。
また、必ずしも録音データが聞きやすいわけではなく、コンディションが悪いものもあります。会話以外に周囲のノイズなどが一緒に録音されている案件も少なくないのです。
聞き取りづらい音声から話者の声を正確に聞き取り、しっかりと文字に起こせるかがテープ起こしの重要なポイントになります。
本来話していない言葉を聴き間違えて起こしてしまっては、原稿のクオリティも下がってしまい、クライアント(依頼人)に迷惑をかけることになります。
このように、テープ起こしの作業というのは決して簡単なものではなく、副業や在宅ワークで行う上ではこれらの技能をしっかり身に付ける必要があるのです。
そのため、副業や在宅ワークとしてテープ起こしの仕事がしたいと考えている方は、効率的にテープ起こしのスキルを身につけることができる、テープ起こし講座やスクールに参加してみるのもひとつの方法です。
講座やスクールに参加することで、テープ起こしの基礎知識から仕事に必要とされる実践的なスキルまでしっかり身に付けることができます。
テープ起こし講座やスクールには様々なタイプがありますが、中には3ヶ月でテープリライターとしての知識や技能が身に付くテープ起こし講座もありますからね。
テープ起こしの仕事で収入を得たいと考えている方は是非検討してみると良いと思います。